私の愉しみと内緒のお話し

『痴漢のお話し　①』

大井町から電車に乗った瞬間から痴漢はウエストのゴムから手を入れてそのままショーツの中を探り

クリトリスを弄り回すようになってきました

爪が痛いということはありませんでしたが

指がガサガサして痛かったのを覚えています

足をしっかり閉じて痴漢の指の侵入を止めようとすると後ろから膝やかかとを蹴られ私の両足の間に男の靴が入れられました

もうそれで足を閉じることは叶わず

ある日は前からクリトリスを

ある日は後ろから割れ目の中に指が入ってくることもありました

勿論濡れてなどおらず指は痛いばかりで

無理やり侵入してくる痛みに唇を噛むこともありました

ある日濡れていない私の秘部に指を入れてきた男の舌打ちがはっきりと聞こえ

恐怖で縮みあがったこともあります

次の日からはぬるぬると濡れた指が入ってくるようになりました

何かを塗っていたのか唾液なのかは分かりませんでしたが

男の指についた何かが

その時は分からないのですが乾くと糊のようなものになり

スカートを汚すようになってきたため

私は大きめのバッグにスカートとショーツ、ストッキングを入れて持ち歩くようになっていました

ブラウスのボタンを外されたりしてそのまま電車を降りるのが嫌だったのでサマーセーターを着て

上着を着るようになっていました

私の胸や股間を弄られているのを他の人に見られたくなくて

大きなバッグを胸の前で抱えるようになりました

もうこうなると痴漢もやりたい放題です

被害者が協力してるようなものですから

もし他の人が見て気付いても恋人同士か愛人とのプレイだと思われたかもしれません

痴漢はやすやすとセーターの下から手を入れ

私がバッグで胸を抑えつけていると

どけろと言うように乳房の下をつねってきます

痛くされたくなくて

私はバッグと胸の間に痴漢が自由に手を動かせるだけの隙間を作ります

私がバッグを抱えていることで痴漢はスカートの前から手を入れやすくなったのだと思います

大きなバッグに遮られて上から見たのでは痴漢の手の動きは分からないからです

背の低い私に立っての行為の為

男の指が根元までとか奥深くまで入ってくることはなかったのですが

男の息が荒くなるのをはっきり耳元で聞かされることはありました

決して声を聞くことはありませんでした

男の荒い息遣いや舌打ちが聞こえるたびに

ビクンと硬直する私を痴漢は楽しんでいたのかもしれません

4月の初めからの痴漢行為はどんどんエスカレートしながらもうすぐ6月になろうとしていました

月20日出勤としても約40日間痴漢に良いようにされ続けたのです

さすがに40日も経つと痴漢も飽きてきたのかマンネリになったのか…

私も慣れてきたと言えば語弊がありますが最初の頃ほど固まりっ放しでは無くなってきたような気がしていました

ちなみに痴漢の話ですが生理の時は侵入しようとした指はナプキンに気付くと後退し

執拗に興奮したように乳首ばかりを弄られました

気を使われたのか汚いと思われたのか流石に電車の中で指を血塗れにする訳にいかなかったのかはわかりませんが

十数分間の事とはいえあまりにもしつこく乳首ばかりを弄られ

痛くてたまらなかったのを覚えています

ある日痴漢はいつものようにセーターの下から手を入れ左胸のブラをずりさげると

中指と人差し指で私の乳首を挟みながら掌と5本の指で乳房を揉みしだいていました

痴漢が揉みしだく度に指に力が入ると乳首がピリピリと痛みます

そしていつもと同じように後ろから侵入した手が

手だけではない事に気付き私は久しぶりに一気に身体が硬直しました

同じようにぬるぬるしているものの

つるんとした感触で男のガサガサした指ではありませんでした

そのぬるぬるしたものを

痴漢は私のヴァギナに挿入しようとしていました

（なに？いやだ！）

思わず逃げようとした私の左胸は、尋常では無いほどの力で握り潰されます

声にならない悲鳴を飲み込んでぐったりとした私を胸を掴んで支えながら

痴漢の右手は何かを私の中に押し込めようとしていました

自分の指くらいしかはいったことのないそこは異物を押し戻そうとしましたが痴漢の指の力と潤滑剤のせいで

微かな痛みは伴ったもののぬるりと入っていきました

私はといえば少し力を緩められたかと思えば思い切りレモンを絞るような力で乳房と乳首を握りこまれ息も出来ずにいました

痴漢は私の中に異物を埋め込むと更に指で中まで押し込み

ショーツを私の割れ目に喰いこませ

お尻の方から布をグイッと引っ張りTバックのようにしました

それからは新橋で降りるまでずっと両手で乳首を挟まれ乳房を揉まれ続けました

痴漢の両手で抱えられたようになり少し足が浮いたりして余計不安になりました

その時痴漢から耳に息を吹き掛けられました

少し横を向けば痴漢の顔が分かったのに私は痴漢を見る勇気はありませんでした

周りが見たら後ろから彼氏に抱っこされた通勤途中のバカップルに見えたかもしれません

新橋で電車から降りた私はトイレに向かいました

膣に入れられたものを早く取らなくてはの一心でした

まず麻薬が頭に浮かび、そして次に頭に浮かんだのは媚薬でした

早く取り出さなければ

中のものが溶けて自分の身体に何か起こったら…

焦れば焦るほど駅のトイレでそれを取り出すのは一苦労でした

自分の指を入れてみますが

指の先にプラスチックのようなものが当たるだけで滑ってとらえることが出来ません

かと言って一刻も早く出さなければ怖いので

結局泣きながら出産です（笑）

下腹に力を入れていきんでいきんで…

セックスもしたことないのにいきなり異物を挿入されて

相手はとってくれず、自分で出すなんて

もうあり得ませんよね

出てきたそれは今なら良く知っているローターくらいの大きさのプラスチックのカプセルでした

ガチャポンのように捻って開けるタイプの透明なそれの中には小さな紙片が入っています

ティッシュでゴシゴシと拭きとり

震える手でカプセルを開けます

紙片には手書きではなく機械の文字で

『明日は下着をつけてくるな』

とだけ書いてありました


次回③で終了♪

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